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無人島 〜俺の10枚〜 【濱口祐自 編】

Tuesday, June 17th 2014


濱口祐自

来年還暦を迎え、ここに晴れてメジャーデビュー!

『濱口祐自 フロム・カツウラ』 6月18日発売

「見えない世界」が充溢する熊野から現われし、来年還暦を迎える異能のギタリスト
“音の錬金術師” 久保田麻琴 録音/ミックス/プロデュース。
半島の先で日本の古層をむき出しにしている地、「見えない世界」が濃厚に充溢する和歌山=熊野が生んだ奇跡のギタリスト、それが濱口祐自だ。来年2015 年に還暦を迎え、ここに晴れてメジャーデビューをする、この遅咲きの貴種の誕生に私たちは立ち会うことになる。
ノマド(非定住生活)的生き方を今も貫きながら、ギター1 本で世界のメロディをつむぎだす。
この混迷した時代に、奇異なる土地・紀伊から現れた異能の野人ギタリストがつまびく、言葉の本当の意味での「癒し」。 これは単なる音楽的事象を超えた、日本の文化全般への大きなインパクトとなるに違いない。


収録楽曲

  • 01.ドクトル・Oのラグ
  • 02.エスニック・ウィンド
  • 03.ジェロニモ
  • 04.グノシエンヌ 1番
  • 05.ビッグ・シティ・フェアウェル
  • 06.秋の花びら~アメイジング・グレース
  • 07.バンブー・ブルース
  • 08.ヘキサゴン・ブルース
  • 09.黒いオルフェ
  • 10.せつない香り
  • 11.テネシー・ワルツ
  • 12.ブルース・フロム・カツウラ
  • 13.遠足
  • 14.旗のもとに集まろう


動画コメント到着!



濱口祐自 profile

デルタ・ブルースからサティ、エリントンに至るまで熊野フィーリングたっぷりに演奏する異能のギタリスト。
80年代:遠洋マグロ漁船に乗りパプアニューギニアに行く。
勝浦漁港の古い民家を、自らの手で切り出した竹を使ってクラブに改造、12年間経営と演奏。
90年代:ヨーロッパ(ドイツ、スイス、オランダ、フランス)の各地でストリート演奏の旅を行う。98 年ソロギターアルバム『竹林パワーDream』発表。
2001 年 東京青山での全国フィンガーピッキングギターコンテストに於いて会場投票1位のオーデンエンス賞獲得。
2013 年 久保田麻琴プロデュースでアルバム制作開始。渋谷のライブハウス、SARAVAH 東京での10月ショウケースと明けて1月の2度目では記録的な観客動員を果たす。現在、久保田麻琴プロデュースによるデビュー・アルバムを制作中、6月に発売予定。98 年のCD はリマスターされ『竹林パワーの夢/ Made in Wakinotani』として発売中。

濱口祐自HPhttp://dramaticalaska.com/





無人島 〜俺の10枚〜 【濱口祐自 編】

音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜”!!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!今回のお客様は、来年還暦を迎え、ここに晴れてメジャーデビューを果たす異能のギタリスト・濱口祐自が登場!

 無人島 〜俺の10枚〜 過去のArchiveseはこちら!




濱口祐自 select



01. Miles Davis / 『Kind Of Blue』

やっぱりオープニングの“So What”がカッコええのう。名曲やろ。聴きどころはマイルスがアドリブに入るところ。ドラマーのジミー・コブのシンバルが一発来るんやけど、パシーンっていう音が鳴り響くあそこが快感でのう。何度聴いてもしびれるね。僕は若い頃、遠洋マグロ漁船に乗ったことがあるんやけど、その航海中にこのアルバムをよく聴いたわ。海の上でもすごくええんやわ。マイルスでほかのアルバムやと、『Someday My Prince Will Come』も好きやな。とにかくこの時期のアルバムは録音が良くて、音質のええアルバムばっかり残っとるね。




02. Ry Cooder / 『Into The Purple Valley』

ライ・クーダーなら、セカンド・アルバム『紫の峡谷』。大学時代の頃、初めて買った彼のアルバムやね。すごく良かったんで、そのあとにファースト『Ry Cooder』を買うたんや。収録されとる曲は全部ええけども、強いて1曲挙げるとすれば、バハマのギタリスト、ジョセフ・スペンスのカヴァー“Great Dream From Heaven”かな。すごく好きなんで、僕もライヴでカヴァーしてます。“How Can You Keep Moving”の間奏のスライド・ギターもどえらい素晴らしいのう。ライと奥さんのスーザン・タイトルマンが車に乗ったノスタルジックなアルバム・ジャケットも名作と違うか? 若いふたりの幸せ感溢れとるところもええな。こないだライとスーザンさんに会ったときに、このジャケットが好きやって話をしたよ。




03. アルトゥール・ルービンシュタイン / 『ワルツ集(全14曲)』

これはRCAから出た定番やね。このアルバムやと、“第7番 嬰ハ短調 Op.64-2”と“第10番 ロ短調 Op.69-2”が特に好きやった。ショパンのワルツは明るい系もええけど、“別れのワルツ”のようなタイプもええかな。ショパンはモダンな音使いが何よりも魅力的。繊細さと複雑さがええ具合に融合したところもええんちゃあう。深いよね。ルービンシュタインはショパン弾きで有名なピアニストやけど、オーソドックスに弾いとるね。そこもええと思うし。




04. リトル・フィート / 『Dexie Chicken』

どえらい思い出深いロック・アルバムやね。リアルタイムではなく、発売されてちょっと経ってから買ったかな、日本盤で。好きな曲は1曲目の“Dexie Chicken”と3曲目“Roll Um Easy”。特に“Roll Um Easy”はローウェル・ジョージのスライドも最高に好きやな。ローウェルの魅力はうねるようなギターとあの声質。バラードを歌ったときのフィーリング、あれは他の人じゃ出せんよね。ワン&オンリー。短命やったことが残念やった。僕、1979年にアメリカへ行ったんやけど、そこで聴いたときは一層ええように感じたね。日本のわが部屋で聴くのとでは、聴こえ方がぜんぜん違う。向こうで友達になった音楽マニアもこの曲がいちばんええって言うとったわ。




05. ミシシッピ・ジョン・ハート / 『Today』

ヴァンガード・レーベルから出た名作やね。最初にこれと『Immotral...』を買うたんや。再発見されてからはこの2枚しかスタジオ・レコーディング盤を残してなかったはず。フィンガー・ピッキング・ギターとメロディーラインがユニゾンなところ、これが彼のスタイルやね。ラグタイム系のフィンガー・ピッキングで、ユニゾンで歌うヴォーカルが素晴らしい。人間味溢れる優しい歌声でな。独特なリズム感を持った人やしね。メロディーが細かく独特のリズムを刻んでいて、誰にも真似できない世界を生み出しとるよな。この人の音楽と出会って、フィンガー・ピッキングにのめり込んだわけやからね。若い頃はむちゃくちゃ尊敬しとったよ。




06. ウェス・モンゴメリー / 『Full House』

ウェス・モンゴメリーはすべてがええのう。でも最初の頃はピンと来なんだよ。ジャズを知らなんだ若い頃のことやけど。このスタジオ・ライヴ盤は、とにかく熱いな。ジョニー・グリフィンのサックスも熱いし、全員がどこまでのっていくんやろ?と思わせるようなセッションを繰り広げとる。特に“Blue 'N' Boogle”が最高。この場に居合わせたお客さんはほんま幸せやったよな。でも、ウェスの真似をしようとは思わなんだよ。聴くのは好きやけど、やっぱ畑が違うし、はなから別世界の人やと考えとる。ライヴとスタジオ録音の2部構成の『Smokin' At The Half Note』も好きです。




07. ステファン・グロスマン / 『Hot Dogs』

これは最初に出た国内盤で、インストあり、ヴォーカルありのスタジオ・レコーディング盤。原盤はトランスアトランティックで、1972年制作やったのう。ミシシッピ・ジョン・ハートと同じく、若い頃に憧れたフィンガー・ピッキング・ギタリストやからな、恩人というか、いまも感謝しとるよ。アルバムのなかでは、チューバが入った1曲目の“Hot Dogs”が名演やね。ディキシーランドふうにスタートして、そっからラグをやるという。この人の若い頃の鋭いギター・プレイはほんま最高やったわ。




08. イーグルス / 『Hotel California』

ま、あまりにもまとも過ぎる選盤やけど、名曲揃いやし、もうこれは誰が何といおうが名盤やろ。いつ聴いても新鮮で、ええ気分になれる。リアルタイムで聴いたんやけど、いままでになかったようなアルバムに思えたのう。僕も若かったし、いままで知らなんだカリフォルニアのカッコええところをバシッと見せてくれたというか。歌詞の内容はぜんぜんちゃあうって後から知ったんやけど。当時は日本でもサーファーが増え出した頃で、熊野にもいっぱいおって、みんなこの西海岸サウンドに憧れとったよ。ハーモニーも完璧やし、とにかく爽やかで、われわれに特別な夢を見させてくれた最上のカリフォルニア・アルバムやな。そういやアメリカに行ったとき、ジャケットのアルバムのホテルを実際に見たわ。そうやったそうやった。




09. ボブ・マーリー&ウェイラーズ / 『Kaya』

“Is This Love”が入っとる78年盤やのう。これが初めて買ったボブ・マーリーのアルバムやったわ。初めに聴いたときは、こんな気合入ってない音楽あるんか?って思ったけどな。でも不思議な魅力があったし、聴きこむごとにだんだんええなっていってな。レゲエも畑違いのジャンルやけど、ライヴでやってくれってリクエストが多いな。そういや1回だけ、ディレイかけまくって“One Love”やったことあるわ。アルバムでいうと、これと『Live』が好きやわ。




10. エミルー・ハリス / 『Quarter Moon In A Ten Cent Town』

最後に女性シンガーものから1枚出しとこか。邦題は『10セントの月』。最近の歌声はだいぶ変わってしまったけど、この4枚目の頃は、ほんまに透き通ったええ声をしとったもんな。無人島で女性歌手のアルバムをゆっくり聴く、とか考え始めたらいろいろ出てきてキリがないのう。俺も気が多いほうやから(笑)。エヴァ・キャシディも最高かな。ブルースもものすごくうまいしのう。あと初期のノラ・ジョーンズも好きやで。ソウル系やとアーマ・トーマスとか、エタ・ジェイムズがええのう。





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HMVの邦楽バイヤーによる、邦楽専門アカウントです。独自の視点でオススメ作品をご紹介!特集・連載企画などもバシバシUpしていきますよ。
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メジャーデビュー作品!

Yuji Hamaguchi From KatsuUra

CD

Yuji Hamaguchi From KatsuUra

Yuji Hamaguchi

User Review :5 points (1 reviews) ★★★★★

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Release Date:18/June/2014
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FEATURED TITLE

  • Chikurin Power No Yume

    CD

    Chikurin Power No Yume

    Yuji Hamaguchi

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    Release Date:23/February/2014


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