wilkinson

W杯での活躍から一躍時の人となっているラグビー日本代表・五郎丸歩選手。冷静沈着なプレーでチームを引っ張り、端整な顔立ちでマッチョとくれば、若い女性を中心に人気が出るのも納得。めずらしい名字もあって、一気に知名度は高まった。

そんな五郎丸選手だが、ルックス以外でも人気は沸騰中。80%超の成功率を誇るプレースキック……その前のいわゆる「ルーティン」という仕草がそう。特に人差し指同士をくっつけて気を集中させる「五郎丸ポーズ」は、全国各地で真似されているのだが……

・イングランドのレジェンドを参考

そのポーズは、ある選手を参考にしたというのをご存知だろうか。ラグビーファンは知っているかもしれないが、知らない人も数多いはず。そこで今回は、その選手のことを一発でわかる動画「Jonny Wilkinson incredible Tribute!!」と合わせてご紹介しよう。

五郎丸選手がポーズと出会ったのは、早稲田大学に在籍している時のこと。イングランドの名プレイヤー「ジョニー・ウィルキンソン選手」に指導を受け、憧れを抱いたことからだ。

・ウィルキンソン選手とは

2014年に35歳で現役を退いたウィルキンソンのポジションは、スタンドオフという試合をコントロールする司令塔。正確無比なキックで2003年のW杯優勝をはじめ、チームを数々の栄冠に導いてきた。

・五郎丸選手が憧れるのも納得の鬼精度

そして動画に収録されているキックは、どれをとっても惚れ惚れするようなものばかり。体の前で手を組んだポーズから放たれるプレースキックはもちろん、一度地面に落として蹴るドロップキックも素晴らしい。

W杯でイングランドが優勝できたのも彼がいたからこそ……といっても過言ではないキックを確認することができる。現在行われているW杯では、自国開催ながらグループリーグ敗退となったイングランド。おそらく同国のラグビーファンは「彼がいれば」と思ったに違いない。

・実際に見てみよう

ウィルキンソンのキックを見れば、五郎丸選手が憧れたのも納得できるはず。また、憧れを自分のものにした五郎丸選手のスゴさも忘れてはいけない。おそらく想像を絶するほどの努力、そして練習で身につけたのだろう。

ちなみに五郎丸選手のルーティンは、「ボールを2度回してセット → 後ろへ3歩 → 左へ2歩 → 五郎丸ポーズ → 助走8歩目でキック」となっている。11月13日からトップリーグが始まるので、そこに注目した上で観戦してみてはいかがだろうか。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし