せっかくの週末なのに、気づいたら日曜日の夕方だったという経験はありませんか。忙しい私たちの毎日は、あっという間に過ぎていってしまいます。瞬間瞬間をちゃんと感じることにより人生をもっと有意義にしようと心理療法サイト「Good Therapy」が10個のアイデアを紹介していました。

1.何をするにしても、できる限りゆっくりしてみる

締め切りがあるでしょうから、タスクを前にしてダラダラしろとは言いません。でも、一日にほんの5分でもいいのでゆっくり取り組んでみましょう。

2.味わいながら食べる

これも、ランチの5分間からでいいのでとりあえずはじめてみましょう。口に入れる前にまず、今まさに食べようとしているものの形をよく見ます。どんな色ですか? 表面は滑らかですか? ざらざらですか? においはしますか? 濡れていますか? 乾いていますか? ここまでよく観察してから、口に入れます。噛んでみてどうですか? どんな味ですか? 飲み込みやすいですか? 飲み込んだら、のどの奥をどのように通っていっているかを感じてください。飲み物も同様です。

3.呼吸を意識する

どこか落ち着けるところに座って、目を閉じてましょう。そして3分間、ただ自分の呼吸だけを意識してください。他のことが頭をよぎっても大丈夫。すぐ呼吸に意識を戻し「おかえり」と自分に話しかけてみるのです。瞑想はすればするほど上達します。最初のうちは、いろいろなことが頭に浮かぶのは普通のことです。

4.お皿を洗う

普段皿洗いをしない人はこの機会に少しだけでいいのでお皿を洗ってみましょう。食べ物のときと一緒で、水の温度や、お皿の感触、洗剤のにおいやぬるぬるなどを意識して感じましょう。水の流れる音や、洗剤が落ちたかどうかキュッキュッと指で確認する音も聞いてください。

5.お風呂を楽しむ

シャワーもいいのですが、お風呂にもつかりましょう。お湯の温度や、皮膚がお湯に触れた感じを意識してください。においはしますか? 髪の毛が濡れて、重く感じますか? 身体が温まってきましたか? 汗をかいてきましたか? ゆっくり呼吸をし、自分の身体に起きていることを意識してみてください。

6.セックスもゆっくりと

意識してゆっくり動いて、相手の体温や肌の質感を感じてみましょう。自分の身体も頭から足の指先まで意識し、どこにどんな感覚があるかどうかを確認してください。呼吸は速くなっていますか? ゆっくりですか? 部屋はどんなにおいがしていますか? 頭の中で違うことを考えてしまったら、瞑想のときと同じく、自分の呼吸を使ってその場に戻ってきてください。

7.花の香りがしたら、もう一回嗅いでみる

ふと花の香りを感じることってありますよね。そういうときには、立ち止まってもう一度そのにおいを嗅いでみましょう。そこで深呼吸してもいいくらいです。その一息によって、気分が一気に変わる可能性だってあるのです。

8 くだらないことをしてみる

くだらないことをすることによって、それまで押さえ込まれていた独創性が開花するかもしれません。あなたの人生に独創性が加わることで、より有意義な日々が送れるのです。

9 大切な人に手紙を書く

大事な人に感謝の気持ちを伝えましょう。相手が喜びそうな小さな贈り物をしてもいいですね。特に斬新なアイディアではありませんが、あなたにとっても相手にとっても意味のあることなのです。

10.自分が今ここにいることが奇跡なのだと自分に言い聞かせる

これが一番大事なことです。あなたが今そこに存在していることは、生物学的にも、物理的にも、その他様々な環境を考えても奇跡なのです。だからこそ、この地球上での一瞬一瞬を大切に過ごしたいものです!

当たり前のようですが、なかなかできないものですよね。さあ、意を決してどれからでもよいのではじめてみましょう。

Elisha Goldstein(原文/抄訳:山内純子)