【自民党政権が公権力・警察権力を行使して表現の自由を剥奪】
http://www.ustream.tv/recorded/35564059

 2013年7月4日午前9時過ぎ、福島駅前において開催された「自由民主党・安倍晋三首相演説会」において、地元選出衆議院議員・亀岡偉民の秘書・緒方と名乗る男性と、合理的な推認から警察官と考えられる男性等合計4人に囲まれて、福島県民の女性(40歳)が「総理、質問です。原発廃炉に賛成?反対?」と書いたプラカードを取られたという事件。
 4人に男性のうちの1人は、制服も着ておらず官職氏名も明らかにはしておりませんが「警察の者です」と名乗っています。しかも、執拗に「住所・氏名・電話番号」を聞きただしている。
 警察官が、人の氏名・住所・電話番号を聞くためには「法律的な要件」が整っていなくてはならない。キーワードは「犯罪」だ。
 「これから犯罪が起こるかもしれない。起こってしまった犯罪について、この人は何かを知っているかもしれない。」といった要件が求められることは、警察官職務執行法2条に「警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。」と規定されている。
 40歳の女性が、プラカードを持って1人で演説会に参加して「何が犯罪だ」と言えるのか?警察官を含む男性4人に囲まれて、この女性は泣き出してしまうところまで追い詰められている。
 最も国民の政治的関心が高まる参議院議員選挙の第1日目に、基本的人権の中でも最も大切な「表現の自由」をこの女性は行使しようと、総理大臣に1人の福島県の女性の声を届けようとしたが、「警察官が公権力を行使してその表現をさせなかった」ことになる。これを許してはいけない。

*下の動画の詳細とその後の顛末です。
「安倍晋三に対する意見プラカード」を市民から没収する自民党
http://www.youtube.com/watch?v=nRpZiNR48Ds&sns=tw

これって公職選挙法違反なのか?
彼女は、暴行や威力を加えたのか?かどわかしたのか?演説を妨害したのか?
しかも、個人情報まで強引に取得しようとしている。

選挙中だろうが何だろうが、国民ひとりひとりに「政治的意志表示をする権利」がある。そもそも選挙とは、有権者によって候補者が問われる場だ。

(参考:公職選挙法)
第二百二十五条 選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。
 一 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者又は当選人に対し暴行若しくは威力を加え又はこれをかどわかしたとき。
 二 交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。
 三 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者若しくは当選人又はその関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用水、小作、債権、寄附その他特殊の利害関係を利­用して選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選­挙運動者又は当選人を威迫したとき。

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